なぜ、モテることが重要なのか。〜クリスマスが憂鬱な人へ〜
一人でいるのは恥ずかしい?寂しい人間だと思われる?もし少しでもそのような憂鬱な気持ちになるのなら、それはあなたが自己を失っているからかもしれない。
私はメンタルセラピストとして、人の魅力やモテについて研究を重ね、YouTubeでもたくさん動画を配信してきた。
それは、クライアントの多くが恋愛や対人関係の悩みを持っているから。また自尊心が低い人の傾向として、ほとんどの場合が恋愛関係や家庭に問題を抱えている。
人生と向き合うというのは、恋愛関係や自身の欲求(モテたい、認められたいなど)と向き合うこととイコールになる。
今、インセルや非モテと言われる男性たちによる事件が増加している。
私はこのような事件を見るたびにやるせない気持ちにさせられる。彼らは自分を諦め、人生と向き合うことをやめた人たちだから。モテたい、認められたい、という満たさない欲求の処理の仕方がわからないために、外的な暴力で昇華してしまったのだと。
インセルというのは、「望んでいるにもかかわらず、恋愛やセックスのパートナーを持つことができず、その原因は女の側にあると考える人たち」のこと。
これだけを見ると「なんて自己中心的な幼稚な人間なんだ」と多くの人が思うかもしれない。しかし、私は逆の印象を持っている。
自己を完全に失ってしまった人間
モテたい、認められたい、という欲求は程度はあれどほとんどの人たちが持っている。幼少期の頃に親に十分満たされなかった欲求や、または競争社会の優勝劣敗な思想から生まれた劣等感など。
モテたいと考える人の多くが筋トレを始めたり、ファッションに気を使うようになったり、モテる努力をする。逆に、モテたいと考えてしまう欲求不満な弱い自分ととことん向き合う人もいる。
どんな形であれ、自己を持っている人は自分の欲求を自覚し、向き合いながら自己を乗り越えようとする。
非モテやインセルは自己中心的なのではなく、自己を失ってしまったから事件を起こしたのではないだろうか。後先を考えず人を傷つけて逮捕されてしまえば、人生は取り返しのつかないドン底に落ちていく。自己を持っている人間ができる所業ではない。
昨今、このような自己を失ってしまっている人たちがますます増えているように感じる。
インセルや非モテ、弱者男性と言われる人たちだけではなく。自分が何をしたいのか、何を欲しているのか、自分とはなんなのか。自分を見失ってしまっている人は想像以上に多い。だから、モテたいというわかりやすい欲求はとても重要だと思う。それが一つの目的となり、新たな行動や思考が生まれるから。
ただ、私が考えるモテというのは、単純に他者にモテることを目的とはしていない。もちろん、他者にモテることはわかりやすい変化の指標になるので必要だとは思うが、そこは目的ではない。そこを目的にしてしまう人たちはすべからく精神を拗らせていく。
セックスを餌にしてしまう女性やお金を餌にしてしまう男性のようになっていく。
他人に好かれるために、自分の何かを捧げてしまう。これはモテているのではなく、ただタカられているだけ。そして、欲求はいつまでも満たされないので、再起不能になるまで自分の持つすべてを捧げてしまう。
最も重要で最終的な目的は、「自分にモテるようになる」こと。
これは自意識過剰なナルシストになるということではなく、むしろ自意識はなくなっていき、他人にモテようとモテまいと、気にもならなくなる状態。精神的自立をして、周囲や他人に影響を受けず、完全に自己を取り戻すことだ。
BTSがファンの黄色い声援や、SNSに寄せられる「愛している」というコメントに一喜一憂するだろうか。小松菜奈が菅田将暉以外の男の「いつも可愛いね」という言葉に喜ぶだろうか。急遽にモテを極めている人たちは完全に自己を確立している。
他人の反応に振り回されず、好かれるために自分を捧げたりしないから、魅力的なのだ。
もうすこしで今年も「クリスマス」がやってくる。そして年末年始、さらにバレンタインデーと続き、この時期になると病む人が増えるのは、この「恋人たちのイベント」が大いに影響していると思う。
一人でいるのは恥ずかしい?寂しい人間だと思われる?もし少しでもそのような憂鬱な気持ちになるのなら、それはあなたが自己を失っているからかもしれない。
一人でいるのは恥ずかしいと言うような、恥ずかしい人間にはなってはいけないし、お前は寂しい人間だと他人に言えてしまうような、寂しい人間にはなってはいけない。
くだらない他人の反応にわざわざ落ち込んだりしてはいけないし、孤独を埋めるために自己を見失ってはいけない。自分にモテてる人間は、どんな状況でも一人で楽しみ、他人に何を言われようと影響を受けない。
究極にモテる人間はそういう人。
あなたは、ちゃんと自己を持っているだろうか?
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