日本で死なずに生きてるだけ、スゴイ。
3ヶ月ぶりに日本に戻ってきて、これまで当たり前すぎて見えてなかったものが客観的に見えるようになってきた気がする。
まず、帰国して一番最初に思ったことは、「日本では病んで当たり前」「病まない方が特殊なんじゃないか」ということだった。
ニューヨーク生活から一変して、私の日本の生活はとても地味なものになった。
向こうでは毎日のように出かけていたし、目的もなく街や公園に行くのが日課だった。どこにいっても何かしらのイベントやフェアが開催されていて、どこに出かけても刺激的で面白いものに出会うことができた。
外に出ると必ず誰かがなにかしら話しかけてきて、お互い知らなくてもそこにはコミュニケーションがあり、孤独を感じなかった。
どちらかというと人混みが嫌いで、なるべく人に会わないように家にいるのが好きだった私が、毎日のように出かけて人と会っている。疲れるどころか楽しくて仕方ない。それが一番驚きだった。
しかし、日本に戻るとその習慣もすぐになくなった。外に出るモチベーションが湧かないだけではなく、未だに外出してはいけない空気がある。外がどれだけ暑くてもほぼ全員がマスクをし、人がいてもコミュニケーションはなく、公園には誰もいない。息が詰まる。
こんな環境で生きていたら暗くなって当たり前だし、病んで当然だ。社会が私たちを人間扱いしていないのだから。政治家の言葉も、コロナ規制も、人の笑顔も、すべてがパフォーマンスで中身がない。お国のお偉いさんは国民のことを、私たちのことを何一つ考えていない。
ああ、こんな話をしたいわけじゃなかった...。日本の文句を言い始めると暗くなるしキリがない。
日本帰国時。長時間のフライトでくたくたに疲れた人たちを乗せた飛行機の中、こんなアナウンスが入った。
「空港に入国許可を確認しておりますので、少々お待ちください。」
20分か30分か。待てど暮らせどいつまでも飛行機から出してくれない。
飛行機に乗っていた人は、おおよそ30名いるかくらいの少人数。入国規制が未だに厳しく、鎖国状態の日本にきたがる人間はありえないほど少ない。それなのに、どの国の空港よりも入国に時間がかかっている。
私は思わずその場で笑ってしまった。この人数でなにに時間かかってるの?陰性証明を持っている人しかいないのになんの確認してんの?入国許可が降りなかったらニューヨークにまた戻すの?
ツッコミどころが多すぎて、イライラ通り越して笑ってしまう。
ルール。規制。決まり。そのほとんどが中身がなく、建前でしかない。疑問を呈しても、「それが決まりだから」の一言で納得させようとしてくる。まるで理不尽な難癖をつけてくるイジメっ子のようだ。
そしてもっとツライのが、日本人が「決まりだから仕方ない」と納得してしまうメンタリティーを持っているということだ。当然、疑問やモヤモヤを感じる人もいるだろうし、文句を言う人もいるかもしれない。しかし、そんな人はごく少数でしかなく、ほとんどの人間が納得をさせられてそのまま忘れてしまう。
しかし、少しでも感じてしまったモヤモヤやストレスや不満や怒りは、完全に忘れることはできず、心の奥底で少しずつ蓄積されていく。
人間は急激なストレスにはうまく対処できるが、慢性的なストレスにはとても弱い。実際、神経生物学者たちは、前者のストレスは必要であり、後者は健康に有害だということを証明している。
これを理解するには「中国式水責め」という拷問がわかりやすい。頭の一点に絶え間なく水を垂らしつづけ、決して休ませないというやつだ。この拷問を受けた者は錯乱したり、頭に穴が開いたりするといわれている。
※「中国式」とついているが、単なる名称であり、実際には世界各地で行われていた
日本ではこの拷問と同じような、慢性的なストレスを与えられ続けていると言っても過言じゃない。実際に、日本の電車に並ぶ人々はとても表情が暗く疲れ切っている。大勢の人がそこにいるのに、信じられないほど静かでまったく生気を感じない。
久々にその光景を目の当たりにした私は、血の通っていない人形かロボットを大量に見ている感覚になり、恐ろしくなった。
「いまこの中に、死にたいと考えている人はどれくらいいるんだろう。」
そんなことを思って、自分の変化にも気がついた。その景色を見た瞬間に私の心もいっきに落ち込んでいたのだ。ましてや、この中に自分がいたら心を健康に保てる自信がないとも思った。
ダメだ。 言いたいことを書く前に、暗くなってしまった。笑
とにかく、みんな日本で死なずに生きてるだけで、本当にスゴイ。
続きはまたつぎに書きます。
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