私はいま、どこにいるんだろう

最近の自分の紡ぐ文章は、自分の言葉だと思えない。

書いた文章を読み返すこともない。読み返したいと思わない。

以前はキーボードを打ち始めれば、自然と言葉が湧いてきた。

伝えたいことがたくさんあった。みんなに知って欲しいことがたくさんあった。

今はもう伝えたいことがなくなったのだろうか？

以前ほど感情の起伏がなく、自分が何を感じているのかがわからない。

あれだけ感じていた生きづらさはなくなったのだろうか？

悲しみや怒りはどこへ行ったのだろう。

苦しんでいないと伝えたいことが出てこないのかもしれない。

少なくとも以前の私は苦しみや悲しみを原動力にしていた。

書いた文章で、紡いだ言葉で、泣いてくれる人や感動してくれる人がいた。


いまの私にはそんな文章が書ける気がしない。

あまり苦しんでいないから。

それはきっといいことなのだと思う。昇華されている証だろう。

それとも、私にできることはもうないということだろうか。


幸せや、充足の中から言葉を紡げるのだろうか。