あなたが呼ばれた時
数ヶ月ぶりに東京に来ている。仕事と諸々の用事を済ませて、空いた時間にショッピングをしようと街を歩く。ずいぶん買い物をしていない。これまでは海外で着るものがなければローカルマーケットやビンテージショップなどで数千円の安い服を買って、なんとか凌いでいた。
もともとモノに興味が薄く、靴下や洋服なんかも穴が空いたら縫って使い続けるくらいには新しいモノを買うことに興味があまりない。
私がいた田舎では東京のように最先端なものや洗練されたものはない。だからここぞとばかりにお店を見て回るも、興味が湧かずただただ疲れてカフェでぐったりしている。
昔から私がモノを買う時というのは、それが必要か、オシャレか否かではなく、「呼ばれた時」に買うという感覚がある。
抽象的な言い方だけど、呼ばれない時はなにも目に止まらない。目が合わない。すべてが背景のようで、何をみても欲しいという物欲が湧かない。あーだこーだ必要な理由を考えるも結局はやめることが多い。
だから「呼ばれた時」、目に止まるモノを見つけた時は格別に嬉しいしその感覚で買ったものは何年も使い続ける。
例えば、よく聞く「インドには呼ばれないといけない」という言葉に近い。ちなみに私はインドへ行ったことがある。呼ばれたのかどうかその真相は定かではないが、インドでなくてもそのような感覚は現実にある。
目には見えない感覚、言葉にはできない情報がそこにはある。
面白いのはその感覚を磨いていけばいくほど、意味が後からついてくるということだ。それをチョイスした意味、それに出会った意味、それに惹かれた理由が、まるで推理小説の謎が解かれていくように、意味が説かれていく。
よくあるスピ的な引き寄せの法則や波動の法則などと違うのは、あれらは意味を後付けしているからだ。いくらでもこじつければ意味は作ることが出来てしまう。
「意味が説かれていく」とは違う。スルスルと毛糸が解けていくように意味が腑に落ちる。
だからぜひあなたも何かを買う時、どこかへいく時、何かをチョイスする時は「自分が呼ばれているかどうか」を基準にしてみるといい。
価格や肩書きやブランド名や社会的評価などの表面的な情報ではなく、それがあなたを呼んでるかどうか。あなたに話しかけてきているかどうかを感じてみて欲しい。
きっとそれが、あなたの推理小説のはじまりの兆し。
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