男は女に笑われることを恐れているが、女は。

女がモテることは喜ばしいことだと無邪気に思ってる人もいるかもしれない。だが、それは大間違いだ。
阪本明日香 2025.07.15
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ネチネチした男に執着されて、とても疲弊している。

私もこんな粘着質男に執着されたこと自体が恥だと感じているので、いちいち公開したくはないが、かなり久しぶりにこういう出来事があったので言葉にして処理(供養)しておきたい。

これはYouTubeでも最近「なぜ日本男はネチネチするのか」というタイトルで話したことで、アンチが大量にくる覚悟でいたのだけれどなぜかひとりも来なかった。
私の経験上、こういうテーマでは必ずと言っていいほどアンチはくるし、燃える。だけどむしろいつも以上に視聴率も悪くいろいろ不思議に思っている。

単純にタイトルが刺さらなかったのか、はたまた男たちが「自覚したくないなにか」があるのか。そのあたりはよくわからない。

ただ誤解があるといけないので訂正すると、今回は「日本男」ではない。二人とも外国人だ。ではなぜわざわざ「日本男」と付けたのかというと彼らとまったく同じ特徴と劣等感があるからだ。

いま私はタイのバンコクにいる。タイは初めてだけど人は優しくご飯は美味しい。屋台などで食べると200円とか300円で済んだりする最高の環境だ。

にも関わらず、そんな楽しいはずの旅の時間を半分台無しにしてくれたのが同じゲストハウスに滞在する粘着質男たちである。

はじめはゲストハウスに泊まれば友達もできるかもしれないという安易な考えだった。ゲストハウスというのは、個室やドミトリーなど様々な様式がありキッチンやバスルームは共有で他の宿泊者と交流することもできる。

旅好きの人は基本的にこういう場所で交流を深め、友達をつくったりして情報交換している。私も日本ではよくゲストハウスに泊まることもあり、嫌な思いをしたことなどほとんどなかった。海外でははじめてだった。


海外というより、おそらくバンコクという地が特殊だったのだろう。ここに泊まっているのはみんなが旅好きというわけではなく、様々な事情があるっぽかった。

ある人は母国が紛争中だからタイに避難しているとも言っていた。そういう人たちは粘着質どころか、きちんと礼節と距離感があり、お互い干渉しないでマイペースに過ごしている印象だ。


問題なのは、旅好きでもなく事情があるわけでもない男たちだ。つい先日ある動画で「バンコクに男友達と旅行にいくと彼女に言えない」といった趣旨の内容が流れてきたが、まさにそういうこと。

日本と同じくバンコクは夜の街も盛んで、それ目当てにくる人も当然多い。包み隠さずはっきり言ってしまえば、母国でモテなかったであろう「自分に自信のない男」が多い。


モテていようとモテなかろうと自信とは無関係ではあるが、明らかになんらかの劣等感を埋めるためにこの街に来ている男があまりにも多いのだ。



私が出会った粘着質男のひとりはフランス人で、もう一人はシンガポール人だ。世界でアジアはまだまだナメられている。とくにヨーロッパはそうだし、アジアとは言えシンガポールも世界的に見てかなり競争力の高い国だ。

アジアの女であれば容易くモテるだろうとどこかで思っている。見下しているのだ。

ここで実際のやりとりをお見せしよう。

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